大阪・吹田市にある万博記念公園は、1970年に開催された「日本万国博覧会」の跡地に整備された広大な文化公園です。
大阪モノレール「万博記念公園駅」から徒歩約7分で入口に到着。
入口にある「neu.cafe」(ノイ カフェ)で飲み物を買って、園内をゆっくり散策する人も。
中央口を抜けると、そこには万博記念公園のシンボルとして日本人に親しまれる「太陽の塔」が悠然とそびえます。芸術家 岡本太郎氏による芸術作品「太陽の塔」は、4つの顔を持つとされ、塔の頂部に未来を象徴する「黄金の顔」、正面に現在を象徴する「太陽の顔」、背面に過去を象徴する「黒い太陽」がありますが、博覧会で地下展示された「地底の太陽」という第4の顔は撤去されて50年経った今でも行方知れずなのだそうです。
園内には、お弁当を広げて外遊びを思いきり楽しむ家族連れの姿が。
「EXPO’70 パビリオン」は大阪万博の関連資料を展示した記念館。
展示品からは70年代当時の熱気までもが伝わってくるようです。
「ガラスの川」はチェコスロバキア館に展示されていた世界最大のガラス彫刻。
博覧会終了後に1/3が寄贈されました。「時」と「水」を象徴的に表現した美しい作品です。
3月は菜の花が見頃を迎えていました。
園内では四季折々に移ろう自然を感じることができます。特に春は様々な花が見頃を迎え、「日本さくら名所100選」にも選ばれた万博記念公園では多様な種類の桜が咲き乱れる中で桜まつりが開かれます。
人気のバーベキュー場ではスタイリッシュな空間でグランピングも楽しめます。
レトロなスワンボートに乗れる「夢の池」はカップルや家族連れに人気。
イサム・ノグチ氏が手掛けた巨大なオブジェ噴水群。
現在は噴水としての役割を終え、憩いの水辺を静かに見守っています。
広場では太陽の塔を背に若者たちがスポーツに汗を流します。
国立民族学博物館では世界各地の民族資料が展示されており、知的好奇心を刺激します。
日本庭園では上代・中世・近世・現代の4つの造園様式を体験することができます。
空を広く感じる開放的な園内は市民の憩いの場。
2020年3月15日に開業したばかりの世界最大規模の巨大クライミングアトラクション、万博BEAST(ビースト)。安全器具を装着して体験できるアスレチックで、天空回廊(屋上展望台)からは眺めも楽しめます。
※入場料有り。
自然観察学習館と自然文化園では体験会や観察会なども開かれ、野鳥も多く生息するなど豊かな自然環境を体感することができます。
歩き疲れたら「森の足湯」。
園内の間伐木を薪にしたボイラーで地下水を沸かしたクリーンエネルギー。
森林浴をしながら、ほっこり癒しのひととき。
園内で最も高い位置にある「ソラード(森の空中観察路)」は、森の様子を俯瞰的に観察できます。
「ソラード」からは太陽の塔や観覧車を一望。
閉園時間が近づき、少し寂しげな太陽の塔。
大阪モノレールを挟んで反対側には日本最大級の大型複合施設「EXPOCITY」。
アウトレットモール・映画館・体験型施設などがあります。
生き物を身近に体感できる水族館「NIFREL(ニフレル)」。
日本一の観覧車「レッドホース オオサカホイール」。
地上123mの巨大観覧車はライトアップ時間帯もおすすめ。
夜になると太陽の塔の「黄金の顔」の目が光ります。なんだか幻想的!
※時期・施設により臨時休館や営業時間変更の場合があります。
詳しくは公式WEBサイトにてご確認ください。
●公式WEBサイト
https://www.expo70-park.jp
●所在地
大阪府吹田市千里万博公園1-1
●開園時間/水曜定休
9:30~17:00(入園は16:30まで)
●交通アクセス
・大阪モノレール「万博記念公園駅」「公園東口駅」
・阪急梅田駅からの直行バスあり(土日祝のみ)